就職活動、転職活動のWeb面接対策

イノベーションライフコーチ 『内海大助』です。
本ページの記事をご覧いただきありがとうございます。

本ページの記事は
『就職活動・転職活動』におけるWeb面接対策について
事前準備&Web面接中の留意点・注意点をご紹介しています。

最終更新日:2020年5月17日

就職活動、転職活動のWeb面接対策

目次

1、本記事に関して
2、Web面接って?
3、Web面接対策
  (1)事前準備
  (2)面接中
4、総括

1、本記事に関して

就職活動、転職活動は、時代と共に変化していっています。

特に、2020年に大きく変化したのは
「 Web面接 」
これまでで一番の変化ではないかと思います。

時代が変化してしまいました。
だからこそ、
今の時代に合わせた就職活動、転職活動を行っていくことが求められます。

変化したとは言え、
いつの時代でも変わらないのは、
「準備をし、行動した人に栄光が輝く」と言うこと。

「段取り八割」という話があるように、
準備をどれだけしっかりと行えるかが大事。

変化したばかりだからこそ、

Web面接に対する準備をしっかりと行いWeb面接に臨む

それだけで、他の人から抜きん出れる可能性があります。

私自身の多彩な経験と職歴の中で
・私自身の就職活動、キャリアアップ転職の経験
・私自身の教育、人事採用業務(採用・研修・労務・給与・考課など)の経験
・コーチング、研修講師としてWeb開催してきた経験

それらを総合して「Web面接」の際の大事なことをまとめました。

新卒での就職活動されている方、これからされる方
諸事情により転職活動する方々、これからされる方
少しでも参考になりましたら幸いです。

全てこの1ページに収めているので、縦長ですのでご注意ください。

「Web面接」に対する準備をしっかりと行い「Web面接」に臨んで
自分らしい働き方、人生を豊かにしていく働き方となり
あなたらしい人生に笑顔と感謝が溢れますように(^.^)/~~~

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2、Web面接って?

実際に対面で会うからこそ、
面接官、求職者双方で人となりが分かる、感じ取れる
そう思われていて、面接は対面で行うのが慣例でありました。

今年2020年になってコロナウィルスによる
緊急事態宣言、外出自粛、リモートワーク、テレワークとなったことで
企業側が採用選考そのものを見直して
リモートワーク、テレワークでも実施できる採用選考を取り入れ

「 Web面接 」を実施する企業が増えています。

Web面接は、
PCやスマホのカメラとマイクの機能を利用して
インターネット回線を通してビデオ通話アプリで
面接を実施していきます。

ビデオ通話アプリは、面接を実施する企業から指定されます。

ビデオ通話アプリの中でZOOMやSkypeなど
事前にインストールとアカウント設定が必要なアプリもあり
前日までにアプリ、カメラ、マイクのテストを行い
ビデオ通話は必須となります。

インターネットのブラウザにてログインするだけで
事前のインストールやアカウント設定が不要な場合もあります。

面接を受ける企業から連絡がきたら
利用するビデオ通話アプリについて、
どんなアプリなのかインターネット検索をして利用方法を確認し、
カメラ、マイクのテストなども行いましょう。

Web面接は、カメラ機能のあるPCが望ましい。
カメラ機能がない場合は、
外付けのカメラを取り付けるか または スマホとなります。

スマホは、画面が小さいこともあり
面接官が複数いた場合には、顔の動きや表情がつかめないことがあります。

3、Web面接対策

Web面接対策は、大きく分けると2つあります。
(1)事前準備 10項目+緊張対策
(2)面接中の留意点 10項目+緊張対策

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(1)Web面接対策 事前準備

① インターネット回線が安定した静かな環境を選ぶ。

        • 自宅で在宅者による生活音が入らない場所
          窓際などは、外の音にも注意する。
          自宅のチャイム、固定電話などもできるならOFFにする。
        • PCの場合は、
          有線LAN接続が一番インターネット回線が安定します。
          無線LAN接続の場合は、一番電波が安定する場所を探す。
          パソコンでお知らせ音が鳴る設定の場合は、OFFにする。
        • スマホの場合は、
          バッテリー切れ防止のため、電源につないで充電しながら。
          マナーモード(消音・バイブレーションなし)や時計のアラームなどもきっておく

② 背景に余計なものを入れない。

        • 余計な物や柄、特に洗濯物や生活感あふれるものはカメラに映らないようにする。
          映っているものがそのままあなたの印象となる。悪印象を与えないようにする。
          映っていると面接官の気が散ったりして、自分の話を聞いてもらいにくくなる。
        • 壁を背負うのが無難。背景は一色の方がよい。
        • イスの背もたれも映らないようにする。
        • 求職者は、バーチャル背景は原則使わない。

③ 服装や身だしなみは、リアル面接と一緒。

        • スーツ
          シャツは白 / 靴下も履く / 時計もする
          ※男性はネクタイをしっかりと締めてても、
          カメラアングルや角度の関係で、
          シャツの襟とネクタイが離れているように見え、
          首元がだらしなく見えることがある。
          襟の近くでネクタイがほんの少したわむくらいで
          ネクタイピンでとめるようにするとよい。
          ※カメラ越しだと服装が暗めに映りやすいので、
          ネクタイなどは濃い色は避けたほうがよい。
        • メガネをしている人は、メガネの曇りをとっておく

④ 視線、姿勢を適正に保つ。

        • 丹田を意識して背筋が伸びるように座る。
          姿勢が良くなるようにクッションなどを挟んで正座するのもあり。
        • 自宅などのホームグランドだと気持ちが緩みがち、
          背中も丸めがち、背もたれによりかかるのはNG。
        • 万が一、座ると姿勢が崩れる人は、立って面接を受けてもよい。

⑤ カメラ映りは事前にテストする。

        • カメラの高さは、目線の高さより指1~2本程度下に合わせる。
          面接官を見上げたり、見下さないようにする。
        • 証明写真と同じように映るようにする。
          縦サイズは、証明写真と同じくらいに映るように自分の頭の位置を調整する。
        • カメラが傾いたり、倒れたりしないように注意する。
          スマホの場合は、3脚を使用する。
        • 面接官のウィンドウ(画像)はカメラの近くに配置する。
          そうすると相手の話を聞くときも相手目線になりやすい。

⑥ 照明は、明るめにする。

        • 顔が明るく映る様にする。
          天井の照明だけだと暗い場合があります。
          暗いと表情が相手に伝わりにくく、暗い印象を与えてしまいます。
        • 暗い場合には、
          正面からデスクライトやクリップライトなどで顔を照らす。
          「ライト‐カメラ‐自分-壁」となるように配置して
          影が真後ろにくるようにする。

⑦ 有線のマイク付きイヤホンを使用する。

        • そんなに高くない有線のものを使用する。
          Bluetoothなどの無線のイヤホンは途中でバッテリー切れ、
          通信トラブルなどの懸念もあるため有線のものをお勧めします。
        • なぜ、有線のマイク付きイヤホンを使用するのか
          イヤホンの方が、面接官の声に集中できます。
          万が一、お知らせ音などが鳴動しても自分だけ聞こえるので問題にならない。
          PCやスマホから離れているため、音声を拾いにくいことがある。
          面接官は、聞き取れなくても流してしまうことが多いため、
          自分自身の声を音を拾ってもらいやすくする。
        • イヤホンマイクをしていても相手に失礼になることはない。

⑧ アカウント、プロフィール画像は、ビジネスにふさわしいものに。

        • 表示されるアカウント名は、氏名にします。
          ニックネームやペンネームだと、面接官が本人だと確認しづらくなります。
          ニックネームやペンネームによっては、悪印象を与えてしまいます。
        • プロフィール画像は、証明写真を使うのが望ましいです。
          顔がハッキリと分かる写真、スーツで映っている写真を使用する。
          自分の顔よりも、プロフィール画像が第一印象となります。
          第一印象で悪印象を与えないようにする。

⑨ 履歴書、エントリーシートは、カメラ目線の近くに準備しておく。

        • 決して、見ながら読まない。
          短く、キーワードや要点だけを記載したものを
          緊張などで忘れた時の念のための確認用。

⑩ 接続トラブル、音声・映像トラブルの対応について、事前に確認しておく。

        • スタート時や面接途中にもし、接続トラブルが起きた際の
          連絡方法(電話・メール・チャットなど)を事前に確認しておく。
        • カメラはOK、マイクが不具合/マイクはOK、カメラが不具合
          そういった場合の対応についても、事前に確認しておく。

番外編:面接中の緊張対策への準備

        • カメラの周囲に、目線が大きく外れないところに
          癒されるもの(家族の写真など)やお気に入りのものを置く。
        • 触ったら落ち着くもの(音がしないもの)を
          画面に映らない、手がすぐ届く、足の横などに準備しておく。

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(2)Web面接対策 面接中

① 5分前にはログイン。ログインしたことを連絡する。

        • ネット環境によっては、ログインに少し時間がかかることがある。
          また、タイムラグが発生したりするため、余裕を持ってログインする。
        • ログインしたことを採用担当者、面接担当者に連絡する。
          採用担当者の方から、指定があった場合は指定された方法で連絡する。
          特に指定がない場合は、基本は、メールで送るのがよい。
          電話の方が丁寧な気もしますが、面接の準備や面接が続いているときなどは
          電話に出れないことも多いです。

② ログインしたら、退室まで気を抜かない。

        • アプリを立ち上げた、URLをクリックした
          その瞬間から相手に映っている、伝わっていると思う。
        • 自分の画像、面接官の画像が出ていなくてもそう思う。
          実際に、インターネット回線のタイムラグやアプリによって
          面接官の方に先には、映像と音声が届いていることがある。
        • 録音、録画されている場合がある。
          企業側の就活ハラスメント対策、後日別の面接官などへ意見を聴くなどのため。
          録音、録画されている場合もあります。

③ 面接官の質問や話しが聞き取れなかった場合は、確認する。

        • インターネット回線が低速になったり、不安定なせいで
          音声が断片的、聞こえないことがある。
          慌てたり、「多分こうだろう」と憶測はしない。
        • 聞き取れなかった場合や聞き取れた内容が不安なときには、
          質問を確認したり、質問内容を繰返してから、回答に入る。
        • 面接官の音声が聞き取りにくい時には、
          自分の音声も面接官に聞き取りにくい可能性がある。
          そのような時には、
          「音声回線大丈夫でしょうか?声が聞き取りにくくありませんか?」と尋ねてみる。

④ 表情やリアクション、相づちは、大きめにすること。

        • Web面接では、
          カメラ越しであること、画面サイズなどで
          お互いに表情やリアクションを読み取りづらいし、伝わりづらい。
        • 大げさになりすぎると落ち着きがないと思われる。
          普段通りだと伝わりづらい。
          普段よりも2割増しくらい。

⑤ カメラを見て、活舌よく、ゆっくりと話す。

        • カメラが、面接官の目線だと思い、カメラを見ながら話す。
          自分の方の画面の面接官を見ていたら、
          目線がずれてしまい、面接官には全然違う方を向いているように思われる。
        • インターネット回線の音声には、タイムラグがある。
          自分の話が終わっても、面接官の方で聞き終わるのは数秒後となる。
        • 話すときは、活舌よく、ゆっくりと丁寧に話す。
          早口だと面接官は、聞き取りにくい。
          ゆっくり話すことで、
          自分自身の話終わりと、面接官の聞き終わりのタイムラグを
          なるべく無くすことにもなる。
        • 話す内容の「。」となるところで、一呼吸開ける。
          聞き続けるのは、大変です。
          「。」となるところで、一呼吸開けることで、
          面接官が自分の話や思いを受け取って、整理するための時間を作る。
          また、そのタイミングで面接官が聞いてくれているか
          質問がありそうかを自分自身が確認する時間にもなる。

⑥ 話終わりに「以上です」など締めくくりの言葉を添える。

        • インターネット回線の音声には、タイムラグがある。
          自分自身の話終わりと、面接官の聞き終わりのタイムラグがある。
          だから、締めくくりの言葉がないと
          話しが終わったのか、まだ話すのか、面接官には分かりにくい。
        • 締めくくりの言葉がないと
          自分が、話し続けようとして、話し始めたら
          面接官の方も話し始めて、音声が重なってしまう。
          音声が重なることが度々重なるとコミュニケーションが取れない人
          悪印象を与えてしまう。

⑦ 面接官が下を向いても、動揺しない。

        • 面接官が、下を向いて、黙っていることがあるが、
          資料を見ている、メモを取っている雰囲気だったら、
          気にしない。動揺しない。
          あなたが話しているときなら、ゆっくりと話しつつ、
          メモを取りやすいように、聞き取ってもらいやすいように留意する。
        • 面接官が、下ばかり向いて自分の話を聞いていない雰囲気なら、
          もしかしたら、自分の音声が聞き取りにくい可能性がある。
          「音声回線大丈夫でしょうか?声が聞き取りにくくありませんか?」と尋ねてみる。
        • 自分が話し終わった後に、面接官が下を向いているときには、少し待つ。
          沈黙がありますが、少し待つ。耐えかねて、ベラベラとしゃべらない。

⑧ メモを取る場合は、筆記にする。

        • Web面接をPCで行っているときでも、メモは筆記にする。
          PCでWeb面接を受けているからと、メモをPCでタイピングするのは、NG。
          タイピング音が面接官に聞こえたり、
          PCカメラが揺れたりして相手に不快感を与える。

⑨ 接続トラブル、音声・映像トラブルが起きた時は、事前に確認した方法で慌てずに連絡する。

        • スタート時や面接途中にもし、接続トラブルが起きた際には、
          事前に確認しておいた連絡方法(電話・メール・チャットなど)で
          慌てずにすぐに連絡する。
        • 連絡する際には、謝罪をした上で、
          起きたトラブルの事実と予想される原因を分かる範囲で伝える。
        • トラブル後の対応については、面接官の指示に従う。

⑩ 最後は、「御礼を述べて」面接官が退出する、ログオフするのを待つのが基本。

        • 最後に、面接の御礼を述べるのは、マナー。
        • 面接が終わったからと言って、勝手に退出、ログオフしない。
          (リアル面接でいきなり立ち上がって部屋を出たりしないのと一緒)
        • 面接官から「先に退出していいですよ。」と言われてから、
          御礼を述べて、「失礼いたします。」と言って退出する。
          (リアル面接で部屋を出るのと一緒)

番外編:面接中の緊張対策

        • 事前に準備しておいた、カメラの周囲においた
          癒されるもの(家族の写真など)やお気に入りのものを見る。
          大きくカメラから目線が外れないように注意する。
        • 事前に準備しておいた、触ったら落ち着くもの(音がしないもの)を
          画面に映らないように触る。
        • 画面に映らないよう、
          手首から先だけで手をグーパーしたり、手をさすったりする。
        • 笑顔をつくる。
        • 大きめにリアクションして、体を動かす。
        • 鼻で深呼吸する。
        • 脈拍を測る。

※緊張と大きめな声、リアクションでのどが渇くようならば
飲み物は準備しておいたほうがよい。
どうしてものどが渇いて、声が出なくなってしまったり、
咳が出てしまったりする場合には、
理由を言って、面接官に断ってから飲む。
飲むときには、マイクをOFFにするか
飲む音がマイクに入らないように注意する。

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4、総括

 

 

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更新履歴
更新日:2020年05月17日:3、Web面接対策 (2)面接中 項目を追記
作成日:2020年05月12日:ページ作成